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ECBのQE、現時点では必要性低いとの見方
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(以下引用)
ECBは現在、証券市場プログラム(SMP)と呼ばれる債券買い入れ策を実施している。2010年5月の開始以来の買い入れ額は2170億ユーロ。FRB が行った量的緩和第2弾(QE2)との違いは供給資金を放置するかどうかだ。FRBは6000億ドルの国債を買い入れたが、供給した資金を吸収(不胎化) せず自身のバランスシートを拡大させた。一方、ECBは別のオペで資金を吸収しバランスシートを拡大させないようにしている。
日本を含め「量的緩和策」の効果は評価が定まっていないが、米国のQE2は過剰流動性を生み出し株価を押し上げた(インフレも高進)との見方もある。いっ こうにユーロ圏危機が収まる兆しがみえないなかで、ECBもFRBやイングランド銀行(英中銀)のようにQEを導入すべきとの声も増えてきている。
こうしたなか、ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)のドイツ語オンライン版が17日、伝えたことろによると、ECB理事会メンバーであるオーストリ ア中央銀行のノボトニー総裁は、ECBがSMPに取って代わる措置を検討していると述べた。18日付英フィナンシャル・タイムズ(FT)紙(ドイツ版)は 匿名の関係筋の話として、ECB理事会が米国型のQEを導入する可能性を検討していると伝えた。政府債以外の債券の買い入れも選択肢としてあるという。
ただ市場ではECBによるQE導入に関しては現時点では懐疑的な見方が多い。SMPに加え昨年12月21日に実施した期間3年の長期流動性供給オペ (LTRO)が一定の効果を上げているためだ。金融機関の手元資金は潤沢になり、一部はECBの翌日物預金残高に回帰しているが、今年に入ってからの欧州 国債入札はおしなべて順調だ。「安心感から問題先送りにつながるおそれもあるが、よほどデフレにならなければQEの必要性は低い」(シティグループ証券 チーフエコノミストの村嶋帰一氏)という。3年オペは2月29日にも実施される。